『壷中天』
・・・・・(書)一匹狸、 (音楽、構成、解説)阿呆丸 ・・・・・
『後漢書』に記された逸話であり、また道教の神仙思想にも通じる。
昔、汝南と云う町の市場に不思議な薬売りの老人が居り、店を閉めると常に店先の壷の中へと入っていた。
町役人の費長房と云う男が不審に感じつつも興味を抱いて、その薬売りの老人に頼み込み一緒に壷の中へと入ると、実は薬売りは仙人で在り、その赴く壷の中、其処には道教で喩えるところの別天地(桃源郷)が広がっていた。
小さな教室『MUSE HOUSE』を『壷』に見立てて、様々な人々が日頃の憂さを芸術で晴らす事が出来れば幸いである。