『揺籃』
・・・・・(書)風仙人、 (背景画、音楽、構成、解説)阿呆丸 ・・・・・
時空に存在する万物、殊にその生命は、一般に『海から誕生した』と言われている。
自然科学の領域でも、J.P.サルトル等の提唱した実存主義での『偶然』に於いても、人間をも含めた尊き生命の原初は『海』に有り、それは正しく、生命を育む『揺りかご=揺籃』とも喩えられる。
一方、その『海』は短絡的に地球上での具体的な『海』を示唆するに留まらず、抽象的概念に於いては、新しき生命を生み出す『母体=子宮』と云う『羊水の海』とも演繹敷衍出来得る。
天空からの光は『神仏の意図』なのか、それとも単なる『偶然』なのか・・・。