『無』
・・・・・(書)一匹狸、 (背景画、音楽、構成、解説)阿呆丸 ・・・・・
昨今『般若心経』は宗教を離れた思想『生きる智慧』として見直されている。
釈迦の十大弟子の一人シュリープトラ(舎利子)に観世音菩薩が伝授した思想『可視(=色)も不可視(=空)も事象そのものは《同位》に存在し、其れ故にこそ《無》で在る』と集約される哲学思想として・・・。
アインシュタインにも通じるが全てはパラドックス(逆説)に拠って構成されている為、阿呆丸は経典全体を逆さに対比させ配置した上で、中央に一匹狸の書いた一文字『無』を置いた。